30年以内には南海トラフ地震や首都直下型地震が60~70%の割合で発生するといわれています。
2024年の年明けには能登半島地震が発生しましたね。突然の出来事でとても不安な気持ちになりました。。。
備えなきゃ、そう思いながらも準備ができていない人がいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろんですが人によって必要なものは変わります。あなたは女性ですか?持病持ちですか?アレルギーがありますか?ペットを飼ってる?....少数の特性をもつ場合には、避難生活で苦労することも多くなりますので、特に備えが必要です。
また、家が被災してしまったときに備えて、持ち出し用のもの、家に置いておく備蓄用のもの、に備蓄品を分けておく必要があります。
こういった情報を調べ上げるにはなかなかの手間になってしまい、備えなきゃとは思うものの、なかなか準備が進んでこなかったのではないでしょうか?
この記事では、1人あたりの備蓄として何が必要なのか、具体的な量と共に紹介し、そのうちの持ち出し用としてどれくらいのものを避難用リュックに入れておくべきか、ということをまとめています。また、少数の特性をもつ人は別途必要なものもあります。どんなひとが、どんなものが、どれだけ必要になるかも合わせてまとめていますので是非参考にしてみてください!
まだ間に合いますので、この機会に準備をしていきましょう!
自分や遠くで暮らす家族を救うチャンスとなりますように!
目次.
はじめに
1. 必要なもの・量一覧
2. 特定のものが必要なひとと、必要なもの
3.緊急用リュックに入れるべきもの・量一覧
はじめに
災害時、救助の体制が整うまでには約3日かかるといわれており、最低でも3日分、できれば7日分の備蓄が必要といわれています。津波や、広域での被害が発生した場合、交通網が麻痺することでしばらく支援物資の供給が途絶えた、また、情報の撹乱により、必要のないものが届き、肝心の必要なものが届かない、等の事態も過去の災害時には発生しています。各自で十分な備蓄が必要です。
1. 必要なもの・量一覧
今回は1人分・7日分の量を記載していきます。
飲み物・食べ物・食事用品
- 飲料水 21L (2L×10~11本 or 500ml×42本) ※1日に3L必要と想定
- 非常食 21食分(7日×3食)
- 割り箸 21膳
- 紙コップ 7個
- 紙皿 21枚
- ラップ 1本
- カセットコンロ 1台
- ガスボンベ 6本
- やかん、なべ 各1個
衛生用品
- ウェットティッシュ 70枚
- ティッシュ 1箱
- トイレットペーパー 2巻
- 簡易トイレ 35回分
- アルコールスプレー 1本
- 歯磨きシート 21回分
- マスク 7枚
- タオル 7枚
- 緊急キット 1箱
- ポリ袋 1箱
生活用品
- ラジオ 1台
- 家族の連絡先が書かれたもの 1枚
- 着替え ズボン・シャツ・下着など7日分
- 軍手 1ペア
- スリッパ 1足
- カイロ 14個
- アルミ製防寒シート 1枚
- 懐中電灯 1本
- モバイルバッテリー 1台
- 給水袋 1袋
- 太陽光パネル/蓄電池 1台
- 現金 2万円ほどを1000円札や500,100,10円などの小銭で用意
おつりが足りない、ということをふせぐため - 防犯ブザー 1台
すぐ手に取れるところに置いておいた方が良いもの
- ホイッスル 1個 体力を失うことなく遠くまで助けを呼ぶサインが届く
- シューズ 1足 避難の際に足の裏をけがすることなくスムーズに避難ができる
緊急2,3日用・家族へのプレゼントなどは⇒防災士監修の防災グッズセット
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蓄電池・太陽光パネルなどの高級専門品は⇒正規店
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2. 特定のものが必要なひとと、必要なもの
女性、高齢者、持病持ち、アレルギー持ち、子供、妊婦さん、ペットを飼っている人
上記で示したものの他に、人によっては必需品となるものもあります。特にアレルギーや持病のある方にとって、命に関わることです。その人に特化した薬や食べ物が必要となると、避難所の備蓄やまわりからの助けではどうにもならないこともあります。まずは必ず自助を心がけましょう!多めに備蓄をしていれば、周りに同じような境遇の人がいた場合にも、助けることができるかも知れません。
☆女性ひとりあたり
- 生理用品 35枚ほど(夜用・昼用など大きさも考慮)
- 拭き取りメイク落とし 1パック
- オールインワンジェル等保湿剤 1個
☆高齢者ひとりあたり
- 老眼鏡 1個
- 常用薬 7日分
- おむつ 7枚
- 入れ歯 1個
- 入れ歯洗浄シート 7枚
- 高齢者が食べやすい保存食(介護食)21食分
- 杖 1本
☆持病持ちひとりあたり
- 常用薬 7日分
- お薬手帳 1冊
- 保険証特定医療費(指定難病)受給者証 1枚
☆アレルギー持ちひとりあたり
- アレルギー用薬 必要分
- お薬手帳 1冊
- アレルギー対応の食品 21食分
☆子供ひとりあたり
- おむつ 70枚(※年齢による、新生児の場合10枚×7日を想定)
- お気に入りのおやつ 7個
- 本やおもちゃやゲーム 1つ(気が紛れるもの、安心できるもの)
- 抱っこひも 1つ
- おしりふき 70枚
- 粉ミルク 35回分
- 液体ミルク 15回分(粉ミルクを溶かすお湯が確保できない可能性があるため)
- 離乳食 14食(1日2食想定)
☆妊婦さんひとりあたり
☆ペットを飼っている人
- 水 7日分(※種類・サイズによるため省略)
- ペット用食べ物 7日分(※種類・サイズによるため省略)
- ペットシーツ 7日分(※種類・サイズによるため省略)
- 排泄物処理用具 7日分(※種類・サイズによるため省略)
- トイレ用品(猫砂など)7日分(※種類・サイズによるため省略)
- 首輪 ペットの数分
- ケージ ペットの数分
- 食器 ペットの数分
- おもちゃ ペットの数分
- 薬(あれば) ペットの数分
3.緊急用リュックに入れるべきもの・量一覧
上記で挙げた備蓄品ですが、かなりの量がありますよね。水だけで21L (=21kg!)。
とてもすべてを担いで避難することはできません。
緊急避難用のもの(リュックに入れておく)、家が無事だった場合に利用できる備蓄用のもの(家に置いておく)、2つに分けておきましょう。
以下にリュックに入れるべき最重要品リストを挙げます。ここで重要なのは、避難する際に重すぎ・大きすぎて速やかな避難の妨げにならないサイズであること、また、家に戻れないなどの事情になってしまった場合を考慮し、しばらくの避難先生活で困らない程度の必要最低限のものを選択して入れておく、ということです。基本的には、避難所へ避難して2~3日分程度があるとよいでしょう。
緊急用リュックに入れておくべきもの(1人用)
飲み物・食べ物・食事用品
- 飲料水 2L (2L×1本 or 500ml×4本) これ以上持てる場合は追加
- 非常食 9食分程度
- 割り箸 3膳
- 紙コップ 3個
- 紙皿 3枚
衛生用品
- ウェットティッシュ 1箱
- トイレットペーパー 1巻
- 簡易トイレ 15回分
- アルコールスプレー 1本
- 歯磨きシート 9回分
- マスク 3枚
- タオル 2枚
- 絆創膏/消毒液 10枚/1本
- ポリ袋 20枚
生活用品
- ラジオ 1台
- 家族の連絡先が書かれたもの 1枚
- 軍手 1ペア
- スリッパ 1足
- 着替え ズボン・シャツ・下着など3日分
- カイロ 6個
- アルミ製防寒シート 1枚
- 懐中電灯 1本
- モバイルバッテリー 1台
- 給水袋 1袋
- 現金 2万円ほどを1000円札や500,100,10円などの小銭で用意
おつりが足りない、ということをふせぐため - 防犯ブザー 1台
その他プラスで
☆女性ひとりあたり
- 生理用品 20枚ほど(夜用・昼用など大きさも考慮)
- 拭き取りメイク落とし 1パック
- オールインワンジェル等保湿剤 1個
☆お年寄りひとりあたり
- 老眼鏡 1個
- 常用薬 7日分(代替がきかないので念のため7日分)
- おむつ 3枚
- 入れ歯 1個
- 入れ歯洗浄シート 3枚
- 高齢者が食べやすい保存食(介護食)9食分
- 杖 1本
☆持病持ちひとりあたり
- 常用薬 7日分(代替がきかないので念のため7日分)
- お薬手帳 1冊
- 保険証特定医療費(指定難病)受給者証 1枚
☆アレルギー持ちひとりあたり
- アレルギー用薬 必要分
- お薬手帳 1冊
- アレルギー対応の食品 21食分(代替がきかないので念のため7日分)
☆子供ひとりあたり
- おむつ 30枚(※年齢による)
- お気に入りのおやつ 3個
- 本やおもちゃやゲーム 1つ(気が紛れるもの、安心できるもの)
- 抱っこひも 1つ
- おしりふき 30枚
- 液体ミルク 15回分(粉ミルクを溶かすお湯が確保できない可能性があるため)
- 離乳食 6食(1日2食想定)
☆妊婦さんひとりあたり
☆ペットを飼っている人
- 水 3日分(※種類・サイズによるため省略)
- ペット用食べ物 3日分(※種類・サイズによるため省略)
- ペットシーツ 3日分(※種類・サイズによるため省略)
- 排泄物処理用具 3日分(※種類・サイズによるため省略)
- トイレ用品(猫砂など)3日分(※種類・サイズによるため省略)
- 首輪 ペットの数分
- ケージ ペットの数分
- 食器 ペットの数分
- おもちゃ ペットの数分
- 薬(あれば) ペットの数分
ホームセンターでは入手が難しそうなものは楽天ROOMにまとめております。
是非ご活用ください!
以上が最低限必要なものです。リュックに入れてみて、入らない・重くてとても運べない、ということであれば皆さんそれぞれで2,3日くらいは絶対に必要なもの、を取捨選択してみてください。
防災士監修の防災セットも売られています。準備が大変という方はこちらを利用してみても良いですね↓
実際に災害に遭ったことを想像して、そのほか自分に必要なものがないか、一度考えてみる事が大切です。他にも皆さんが準備していることがあれば是非教えてください!
それぞれで必要なことの発信を行い、防災意識を高めていきましょう。
地震は突然やってきます。しかしながらいつか来る可能性が高いことはみなさん分かっているはずです。「準備をしましょう」、何度もきいてきました。
すべては自己責任、あなたはどうしますか?